お知らせ
残置物処理の等に関するモデル契約条項
行政お知らせ2021年06月09日
残置物の処理等に関するモデル契約条項
近時,賃貸用建物の所有者が単身の高齢者(60歳以上の者)に対して建物を 賃貸することを躊躇し,そのために単身の高齢者が居住用物件を賃借しようとし ても借りることができないという問題が生じている。これは,賃貸借契約の継続 中に賃借人が死亡した場合に,相続人の有無や所在が分からなかったり,相続人 との連絡が付かなかったりすると,賃貸借契約を終了させ,また,物件内に残さ れた動産(残置物)を処理することが困難になるというリスク(以下「残置物リ スク」という。)を賃貸人が感じていることが主な理由である。そのため,残置物 リスクを軽減することが,単身の高齢者が賃貸物件に入居する機会を拡大するこ とにつながると考えられる。